蜜柑=薯蕷製、
団子=片栗製。






水・土筆=有平糖製、
蝶=落雁製。


 結婚後特定の周年日に、夫婦の健在を祝う儀式の日。キリスト教国では宗教・政治(国家)・団体(学校・会社)個人などの記念すべき日や創立記念日を祝う風習があって、それをアニヴァーサリー(記念日または記念祭)とよんでいる。結婚記念日もその一つである。
  
 1年目  紙
 2年目  藁(わら)
 3年目  糖菓
 4年目  皮革
 5年目  木
 6年目  花
 7年目  錫(すず)
 12年目 亜麻
 15年目 銅又は水晶
 20年目 陶器
 25年目 銀
 30年目 真珠又は象牙
 35年目 珊瑚
 40年目 エメラルド
 45年目 ルビー
 50年目 金
 60年目 ダイヤモンド
[注]これは一例で、他にも色々ある。

[贈物]
 
結婚記念日の贈物は一年目は<紙>だから紙を用いたもの、たとえば絵を描いたスタンド・シェード、絵画、書物などが選ばれるが、だんだん年数が重なって銀婚式になると、夫から妻に宝石類を贈り、妻からも夫に適当な贈物をする。家族や友人からも夫婦に銀製品の贈物を選ぶが、いずれの場合も贈物は義務的なものではなく、とくに貴金属や宝石の名のついた結婚記念日には、友人知己は花を選んでもいい。日本へは明治時代にこの風習が伝わり、1894年に明治天皇と皇后の銀婚式が<大婚25年祝典>という名義で行われた。

笠=そば薯蕷製、
五重塔・紅葉=生砂糖製。





笹・七夕飾り=生砂糖製、
星=片栗製。



[通夜・告別式]
 通夜とは、個人の家族や親しい人たちが遺体を鳥獣から守るために、夜を徹して火をたきながら一夜を明かしたのが通夜の始まりといわれる。通夜は文字どおり夜どおし起き明かすことで、死者に付き添うためのほかに、神仏への祈躊のためにするものがある。神仏への通夜は、神霊が深夜に来臨するのを迎え祭るという考えに基き、平安時代から盛んに行われている。現在でも神社でお籠り堂を持ち、村や部落で通夜堂を維持しているところがある。死者に対する通夜は、死亡から埋葬まで邪霊の侵入を防ぐのがおもな目的で、通夜を「お伽」「添い寝」などといい、相続人が死者に添い寝する風習があるのは霊魂を継承する意味ともみられる。


[通夜に使用される菓子]
 
御霊前には仏教では「十二因縁」に起因する枕団子を供えた。これは12種の生薬と米粉を混ぜ油揚げした団子。最近では、不幸が重ならないという意味から、箱は1つに入れ調布でも鮎等の魚の形のしてない物を選んだりする。もちろん色合いも赤系統はさける。特に菓子屋の不幸等は生前のお菓子をいっぱい供えることもある。
<最中 焼菓子 黄白又は蕎麦薯蕷>
饅頭=酒饅頭製、
金平糖=金平糖製、包み紙=生砂糖製。


[告別式]
 
仏教の信仰では人は死後釈迦のもとに往生し、仏弟子として成仏するので、葬儀は死者が死の苦しみや迷いから悟りの世界に導かれるための引導を渡すことと、残された人々が読経念仏の供養によって故人の成仏を祈ることが中心になる。神道では、死者の遺骸は墳墓におさめてその霊をしずめ、死者を命とあがめて祖先の神々とともに家の守護神として祭る。供え物、菓子等を幣和泉という。キリスト教のプロテスタントの信仰では、死後、天に召され神につかえるものと信じられているので、死ぬことも昇天とか、天に召されるなどという。

<盛菓子 そば饅頭>

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写真は、京菓子協同組合青年部穏歩前進より掲載。

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