苔・石だたみ=落雁
沙羅双樹・窓=生砂糖



月=ふだね 水=生砂糖・有平糖
桔梗=生砂糖 大覚門跡=淡雪羹



鳥居の月=押物
つげの櫛・紅葉・斎宮=生砂糖
小柴垣=焼菓子


 キリストの生誕を記念する祝いで、12月25日に行われる、降誕祭、聖誕節とも言われる。もとは太陽の新生を祝う「冬至の祭」から変わったとされている。5世紀ごろから始まり、プレゼントや、ツリーなどの風習は北欧や古代ローマなどの風習が合体して生じたものである。現在は24日のイブのほうが盛大で、プレゼントやツリーもその日のために用いられる。

[雑節と二十四節気]
 二十四節気とは、太陽軌道を12に分け、太陽がその境目を通る時を節気、中央を通る時を中期という。春分点の手前四十五度を起点として24とおりに言い表した。
 雑節は二十四節気とは別に、特に生活、農耕に密着した時節で、太陽暦ともよく合致しているのでなじみが深い。
八十八夜―立春から数えて88日目、米の字に通じるが、だいたい霜の降る最後の時期。霜は農作物の大敵である。
入梅―芒種の後の壬の日を、暦上入梅という。立春から数えて135日目、太陽黄度80度、以後30日間を梅雨という。
半夏生―夏至から11日目頃を初日として5日間。田植えの終わり頃の時期。
三伏―夏至の後の第三の庚の日を初伏、第四を中伏、立秋後第一の庚の日を末伏といい極暑の期間。
土用―7月20日頃を入りとして立秋になる前の18日間。春夏秋冬と4回の土用があるが、普通は7月20日、あんころの日
210日―立春から数えて210日目、9月1日頃。台風シーズンと、稲の開花期が重なる為、農家の厄日とされ、300年程前から暦に記載されるようになった。
社日―春分・秋分に最も近い戌の日、春は五穀豊穣を神に祈り、秋は初穂を報謝して神を祭った。
寒の入り―1月5日頃から立春の前日まで冬の土用に当る時期を寒という。一年中で最も寒い、その初日の事、寒に搗いた餅はカビないと、正月以外にもこの時期に餅をついたものである。

因みに
一節気が15日、二節気で1ヶ月、3ヶ月で一季、二十四節気で1年。季節の語源。又、一年を72に分け季節の変化を示した。一候が5日間三候で一節気、これが気候の語源である。
二十四節気
【春】立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨
【夏】立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑
【秋】立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降
【冬】立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒
写真は、京菓子協同組合青年部美味創心より掲載。
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